非定型アジソン病
2018年 01月 20日
今日こそは、ソフィーを死に至らしめた病気のことについて
書こうと思います。
ただし、これから記すことは、Dr.Sから説明を受けたことと
母が自分で調べたことが混在しています。
専門的知識は何もない素人ですので、誤りがあるかもしれません。
予めご了承くださいませ。
(病気のことは、かかりつけの先生に聞くのが1番です!)
「アジソン病」とは。副腎皮質機能低下症のことです。
副腎皮質機能亢進症である「クッシング病」とは正反対の病気で、
主に自己免疫性による副腎皮質の破壊が原因で
副腎皮質ホルモンが欠乏する病気です。
(メス犬に多いとされています)
症状としては、
無気力、惰眠、食欲不振、嘔吐、下痢、脱水、体重減少など。
年末からのソフィーの症状と、脱水以外はほぼ当てはまります。
そう。アジソン病はゆっくりと進行していくため、
症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すのだそうです。
たしかにソフィーも、食べたり食べなかったり、
下痢をしたり治ったり、と繰り返していました。
さらに、先に挙げた症状は、どれも一般的な胃腸炎などと同じ。
なので診断が難しく、アジソンクリーゼと呼ばれる急性症状を起こすまで
気づかないケースもしばしばあり、(ソフィーがまさに、そう)
この急性症状は命に関わるほど深刻な状態なのです。。。
原因は、自己免疫性による副腎皮質の破壊がほとんどで、
脳下垂体から分泌されるACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の不足
が原因の二次性がまれに認められるそうです。
ソフィーは、この「まれ」な方でした。
診断には、一般的な血液検査、エコーなどの他に、
ACTH刺激試験というのが必須になります。
血液検査では、90%以上に電解質の異常があり
低ナトリウム、高カリウムなどが認められますが、
非定型アジソンでは、この電解質は正常です。
ソフィーもまさに、そうでした。
低血糖以外は、リン、カリウム、ナトリウムなどは正常値で、
でもDr.Sが早い段階で「稀なタイプのアジソン病かもしれない」
と疑ってくださって、ACTH検査になったのです。
この検査は外部検査のため、結果が出たのは残念ながら
亡くなった翌日でしたが・・・明らかに、アジソン病でした。
でも、病名がわかっただけでも良かった。
わかったからといって、悲しみが軽減されるわけではないけれど
少なくとも「なぜ?どうして、こんなことになったの?」
という混乱は避けられますから。
ただ、後日Dr.Sからも言われましたが、ソフィーの場合
アジソン病はあくまでも結果でしかないと。
大学病院でのMRIも撮れないままだったので、
ここからはDr.Sの推測的診断になりますが・・・
ソフィーは、脳下垂体に腫瘍か梗塞があったのかもしれない、と。
あの、何度も繰り返した激しい痙攣。
普通、アジソンクリーゼは、ぐったりする虚脱状態が多く、
あれほどの痙攣を起こすのは
正直、Dr.Sも初めてのケースだったそうです。
あの激しい痙攣は脳に異常があると思える、
つまり、脳下垂体に異常があり、その結果として
脳下垂体が指令を出す副腎も正常に働かなくなってしまったのではないか。
そして最終的には、アジソンクリーゼを起こしてしまった。。。
年末から、なんとなく元気がない、食欲がない、どこか変だ・・・
と感じていたけれど、頭が痛かったの?お腹が痛かったの?
前足をずっと引きずっていたのも、
もしかしたら脳の腫瘍か梗塞のせいだったの?
ごめんね。母さん、気づいてあげられなくてごめんね。
病院にまめに通ってまめに検査をしていても、
わからない場合ってあるんですね。
非定型アジソン病はまれなケースではありますが、
こういうこともあるのだと、何かの参考になれば幸いです。
ソフィーが亡くなる前夜から最期までの様子も、
順を追って書いていきたいと思います。
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私のことは棚に上げ、
最後まで綴ることができるように、
応援しています。
それでは。
公開、非公開に関わらず 記しておくのはいいことなんじゃないかなーとわたしは思います。
ああ、すぐに忘れちゃうのは わたしだけかな💦
こんばんは。
ふふふ、そうですよ、時々ブログを覗かせていただいては、あ、まだ続きをUPされてない~と思ってました。笑
応援ありがとうございます。
大切な家族の記録、がんばって綴ります。
はい、私も記録しておくのはいいことだと思います。
誰かの参考になるかもしれないし、何より自分の中できちんと整理ができるし。
あ、私もすぐ忘れちゃいますよ~(^_^;)
だから、そのためにも書いておくのです!笑
誰だって、胃腸炎と間違える症状でしたから。
ソフィーちゃんはとっても頑張りました。
だからくろ母さんもご自分を責めてはいけません。
くろ母さんのことを大好きなソフィーちゃん、きっと調子が悪いことを見せたくなかったのかも。
最後までくろ母さんと普通に笑いながら過ごしたかったのではないでしょうか?
にぎやかなのが好きな彼女らしいと思います。
ソフィーちゃん、えらかったね!
またまた、そんなお優しい言葉を・・・(T△T)
せっかく止まりかけていた涙が、また溢れてきちゃったじゃないですかぁ!
そうですね、誰よりも元気印のソフィーだったから、最後まで元気な姿を見せたかったのかもしれませんね・・・
思えば思うほど、あの子らしい最期でした。
ロイスとはまた別の、あの子らしい頑張りだったのかもしれません。
うちの子も疑いあって詳しい検査するのですが、
貧血や炎症反応や白血球とか高かって。電解質は全部低いのですが、、、。
お聞きしたくて。お薬副作用なく飲まれていますか?
非定型型かどうか分からないですが、薬は一個だけで良かったでしょうか?
うちの子、リンパ球がいつも高くておかしいなって思っています。
症状も眠いだけでした。
教えてもらえたら嬉しいです。
はじめまして。
愛犬ちゃんがアジソン病かもしれないとのこと、ご心配ですね。
お薬のことに関してご質問いただきましたが、うちの子の場合、
急変して、そのまま亡くなってから初めて、アジソン病が判明したわけで。。。
お薬は飲んでいなかったのです。
なのでお薬のことはよくわからないのです、ごめんなさい。
これから検査なのですね、どうか検査結果が悪いものでありませんように…!
症状は沢山ありましたか?
いきなり急変になるのでしょうか?すみません、色々とお聞きしました。
はい、この記事に書いてあるとおり、なんとなく元気がない、なんとなく食欲がない、
なんとなく胃腸の調子が悪い、なんとなく体重が減ってきた、などなど・・・
「なんとなく」程度の症状がいろいろありました。
でも急変する直前も、ピョンピョン跳ねておやつをねだっていたんです。
急変はあり得ると思います。
どんな病気でもそうですが、急変したらとにかくすぐに病院に連れて行くこと。
夜間だったら、夜間救急病院へ。それが大切だと思います。
私はそれで後悔しましたから・・・ご参考になれば幸いです。