常套句の危険(グリーフケアにおいて)



書こうかなぁ、どうしようかなぁ、と迷ったんですが
昨日言ってたネタの仕込みもまだできてないし、
やっぱり書いておきます。(まじめな話です)


「グリーフケア」という言葉、ご存知ですか?



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大切な人と死別して深い悲しみにある人への
周囲のケアのことです。

それって人に限らずペットを亡くした場合でも同じだと思うんですよね。
だって大切な家族だもの。「家族同然」じゃなくて、家族そのものだもの。
そもそも「ペット」っていう言葉は好きじゃない。





昨日一緒に飲んだ友人ていうのが、長年勤めた会社を辞め、
大学院に入り直して、臨床心理士の資格を取った
努力家の才女なんです。

今はその資格を生かして、様々な場で
悩める人々の力になる仕事をしています。


で昨日、「ねぇねぇ、Tちゃんはグリーフケアの勉強もした?」
と聞いたら、「もちろんだよ!」という答えが返ってきて。

そこから話が始まりました。



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彼女は、私がロイスを亡くしたことも知っています。

今でもまだロイスのことを想うと涙が出ることなどを話し、
それから今まで周囲から言われた言葉で悲しかったこと・・・


「あまり悲しみの涙ばかりだとロイス君が心配しますよ」
「天国のロイス君が悲しまないよう、笑顔ですよ~」
「お辛いのはわかりますが、今いる子たち、今ある時間を大切にしてください」



こんなこと言われたよ、と言ったら即座に、

「それ、余計なお世話だから!・・・常套句なんだけどね」と。

一刀両断で切り捨ててくれた彼女の言葉に、深く頷いてしまいました。



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そう、常套句。常套句だからいけないんです。

慰めや励ましの言葉としてよく使われる言葉だからこそ、
誰もが悪気はなく使ってしまう可能性がある。


でも言われた相手は、悲しんでいる自分を否定されたようで
傷つく場合があるんです。悪意がないとわかってはいても。

あるいは、「そうだ、泣いてちゃだめだ」と素直に聞き入れてしまって
泣かない努力をしてしまうかもしれない。


でもね。・・・悲しい時は泣かなくちゃだめなんです。


これも彼女が言った言葉。

「亡くした悲しみは人それぞれなんだから。
何年経っても涙が出る人はいるし、それは自然で当たり前の感情。
だから泣きたい時は思いっきり泣いていいんだよ。
泣いて、泣いて、それで初めて前に進めるんだよ」
と。

全くそのとおりだと思います。



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幸い、私の周囲の方たちは「泣いていいんだよ」と言ってくださる人が
大半でしたが、それでもやっぱり
前述のような傷つく言葉もいくつかかけられました。

その人たちを恨んでいるわけではありません。
悪気はないことを知っているから。
むしろ私のことを心配して励まそうとしてくれたに違いないから。



なのになぜ、しつこくまだここに書くかというと、
この記事が目に留まった方に知ってほしいからです。


「死別の悲しみに沈んでいる人に、不用意な励ましはしない」
ということを。

「悲しみを肯定してあげることが大切」だということを。



では、どんな言葉をかけたらいいのか?
悲しみに寄り添ってくれるだけでいいんです。

「悲しいね。辛いね。たくさん泣いていいんだよ」
「こんなに愛されて、ロイスは幸せだったね」
と。



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「悲しみを乗り越えて。早く立ち直って」

これも言ってはいけない言葉です。

立ち直った当人が、自分で「乗り越えられた」と言うのはいいけれど
周囲が不用意にかける言葉じゃない。

・・・ということも、最近の新聞記事で読みました。



どうか、どうか、死別の悲しみに深く沈んでいる人が
さらに周囲からの言葉で傷つくようなことがなくなりますように。

願ってやみません。

(偉そうにすみませ~ん)





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Commented by めめ at 2017-12-21 08:42 x
あれはめいが旅立ったとき
ちょうど わたしの友人もグリーフケアの勉強のために大学院に在籍していました。
論文を書くためにめいの遺体の写真が欲しいと頼まれました。わたしにはそれがちょっと辛かったな😢
今だから 書いちゃいます💦💦

わたしも泣いて泣いて叫んでいいと思ってます。
こうして書くことでもいいし、家族や友人と泣きながら呑みながら話すことも。
あ、でもアルコール中毒にならない程度にね😉
Commented by きゃーこ at 2017-12-21 12:21 x
私も残り少ない時間を過ごす時、亡くなった後 
ん???って思う言葉も時々ありました
しかもそういう言葉って余計忘れないんですよね(性格悪いかも?)
自分にかけてもらった言葉を思い出しながら
別れのあった友達に声をかけるとき
余計なひと言になってないか とても悩むようになりました

私はもうめったに泣くことはなくなりましたが
友達と話す時 今もいるかのようにその子の話題をついつい出してしまう自分を最近自覚して
ちょっと痛いのかしら、、、と思ったりするけど
そんな折り合いのつけ方もいいかなあと
Commented by kuro_emon at 2017-12-22 01:11
>めめさん
えっ。そんなことがあったんですか?
それは・・・めいちゃんを心から愛していらしためめさんにとって、お辛い体験でしたね。。。
ずっと心に傷として残っていらしたんでしょう、きっと。

はは、ロイスの介護生活以降、しばらく飲み会もなかったので、最近お酒に弱くなっちゃって・・・(^_^;)
このへんでまた慣らしておこうかなーと思ってたところでした。
でも、ほどほどにしておきます!笑
Commented by kuro_emon at 2017-12-22 01:19
>きゃーこさん
あ!あるある!私もそうでした。
ロイスが闘病生活を送ってた頃から、やっぱり「んー?」って思うような言葉をかけられたことが・・・
自分の神経が過敏になっているのも自覚していましたけどね。
いや、性格が悪いからとかじゃなく、それは当然ですよ~。心に傷として残っているんですもの。
そうですよね、私も自分の経験から、どんな言葉をかけられたら嬉しいか?どんな言葉だと傷つくか?を考えるようになりました。難しいですけどね、これがまたほんとに。

痛いことなんて、ないですよ。
いつまでもそんな風に話してもらえる子は、ほんとに幸せだと思います。
私もそんな風に折り合いをつけていきたいです。(*^^*)
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by kuro_emon | 2017-12-20 23:59 | まじめな話 | Comments(4)

くろわん家の犬たちのブログ。黒いわんこは登場しません。笑


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