術後の記録(覚え書き)
2009年 08月 21日
【手術当日の夜】
さすがに痛みで横になれない。ちょっと横になって眠っても
すぐに起きてお座りしてしまい、座ったままの姿勢でうとうと。
【術後1日目・朝】
絶食後初めての食事。いつもの半量のフードを、犬用ミルクでふやかし、
好物のレバー缶詰もちょっぴりプラス。完食!
【術後1日目・朝9時半】
病院に連れて行って傷口の絆創膏を取ってもらう。
「翌日に剥がしてくださいねー」と言われていたのだが、自分の痛みには強くても
他人の痛みに弱い母は、どうしても剥がすことができずに・・・病院へ。(^^;
でも、当然処置費を覚悟していたら、無料でやってくれた~。なんて良い病院だ!(;▽;)
【術後1日目・夜】
朝・晩と1日2回、抗生剤と痛み止めの飲み薬を投与。
本来は安静にさせるためにも、痛み止めは服用しないほうが良いそうなのだが、
痛みに弱いアルなので、特別に処方してもらった。・・・が、それが裏目に。
息子が友人を大勢連れて帰宅したら、お客さま大好きのアル、階段を駆け下りて
お出迎えに・・・!/(≧□≦;)\オーノー!! 階段の上り下りは厳禁なのにーー!
昨夜は母のベッドで、ようやく普通に眠れました。
食欲もモリモリ。わんこの回復力はすごいです!
昨日、絆創膏を剥がしてもらったときに、
初めて傷口も見せてもらったのですが・・・
けっこう大きいです。長さ9cmくらい。
肥満細胞腫は悪性腫瘍です。つまり癌です。
なので、腫瘍のみならず周囲まで広く深く切除するのです。
でもアルの場合は、腫瘍ができた場所が
胸に近い腹部なので、まだ取りやすかったそうです。
これが足先などだと、広く切除することができないため、
放射線療法やステロイド投与の化学療法も必要になってくるんだそうです。
今後は何回かに分けて、少しずつ抜糸していきます。
1回目は明日・土曜日に行ってきます!
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ご参考までに、肥満細胞腫について少し記しておきますね。
犬にはとても多い腫瘍だそうですので。
(↓病院でもらったパンフレットを参考にしてあります)
【肥満細胞腫】
「肥満細胞」とは体内のあちこちに散在する細胞で、花粉や虫刺されなど
外部からの異物を感知すると、ヒスタミンやヘパリンなどを放出して
動物の体を守る働きをしている。
その肥満細胞が腫瘍化したのが、肥満細胞腫である。
腫瘍化するはっきりとした原因は不明だが、老化も関係していると思われる。
症状は様々で、皮膚にできれば「しこり」や「腫れ」、
内臓にできれば、「嘔吐」や「下痢」、「食欲不振」が続くことがある。
腫瘍が特定部位に固まっていれば治療しやすいが、
そうでない場合は、あちこちに転移しやすい。
また、肛門や生殖器周辺に発生する腫瘍は、悪性度が高いので要注意。
治療法は外科手術のほかに、放射線療法、または
ステロイドや抗がん剤を投与する化学療法などがあり、
腫瘍のタイプ(グレード)や症状に合わせて選択される。
肥満細胞腫は原因が不明のため、明確な予防法もないが、
少なくとも年に2回、6,7歳以降の高齢期になったら年に2,3回は
健康診断を受け、早期発見・早期治療を心がけることが大切である。