治療法の選択




ササミおねだり中のロイス。



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傷はほとんど気にしなくなったので、エリカラはずす時間も長くなりました。

でも、寝ている間はやっぱりつけなくちゃねー。




さあ、今日こそは抗がん剤のことを書きます。

長ーい話になるので、興味の無いかたはここから先はスルーしてください。

あと、専門的なことは私の記憶違いなどもあると思うので、
間違いがあるかもしれませんが、ご容赦を。







まず、リンパ腫の説明から。


ロイスのリンパ腫は、「消化器型」と呼ばれるものです。
その名のとおり、小腸に腫瘍ができました。

犬のリンパ腫で1番多いのは「多中心型」という体中のリンパ節が腫れるもので、
これが全体の8割を占めるのに対し、消化器型は5~7%ほど。
 
つまり、少ないほうに当たってしまったわけですね。
他にも「皮膚型」などいろいろありますが、割愛します。



そして、「びまん性」という横に広がっていくタイプと、
ロイスの腫瘍のように「塊型」のタイプのものとがあります。

びまん性のものがほとんど手術はできないのに対し、
塊タイプのものは比較的手術が有効です。



さらに、T細胞B細胞かにも分かれるらしいのですが、
ロイスの場合はまだ検査中。

一般的にT細胞のほうが予後が悪いと言われているそうですが、
あまり差はないようです。どっちも悪いということで。



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さて、リンパ腫の治療ですが、人間の癌治療でもよく知られているとおり、
「外科手術」「化学療法(抗がん剤)」「放射線治療」
この3本が柱です。


ロイスの場合、手術は真っ先に終えたところで、
放射線治療は場所的に適さないとのこと。残るは化学療法です。


ここで、先生から3つの提案がなされました。


1 「積極的治療」 手術+化学療法(UW25)
2 「緩和的治療」 手術+弱い抗がん剤
。。。
3 「手術のみで化学療法は行わない」。。。。


ここで言う「緩和的」とはターミナルケアのことではなく、
あくまでも治療です。緩やかな治療のことです。


根治は無理でも徹底的に寛解を目指すなら、「積極的治療」。
よく使われるのが「UW25」という多種類の抗がん剤を使用するもので、
効果が高いと同時に副作用の強い薬も含まれます。

そしてロイスはIBDや低アルブミンという持病があるので、
命に関わる副作用も考えられるのだそうで。。。


さらに、薬によっては最低半日は病院で点滴しながら
投与しなければならないものもあるとのこと。
病院大嫌いのロイスにとっては、相当のストレスです。



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この3つのうち、どれを選ぶか。


それは各家庭の考え方や事情によっても違うでしょうし、
犬の性格や年齢、持病の有無などによっても違ってくるでしょう。

どれが正解か、なんて無いのだと思います。


だからこそ、納得のいくようにと、先生は延べ3時間以上もかけて
詳しく説明をしてくださいました。



我が家が一貫して望んでいたのは、「QOLの維持」
「Quality of Life」ですね。


どうせいずれ再発するのであれば、これ以上ロイスが副作用で苦しんだり、
半日も病院に拘束されて怖い思いをするような治療はもうしたくない。

ましてや、副作用で命を縮めたり落としたりすることは
絶対にあってはならない。


あとどれくらい生きられるかわからないけれど、
1日でも1分でも長く、ロイスが家で穏やかに、ロイスらしく過ごせるように。


そこだけは、夫も私も一致していました。



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ということで、「積極的治療」は消えました。

残るは、「緩和的治療」「何もしない」か。


ここで夫婦の意見が分かれ、危うく夫婦喧嘩が勃発しそうになり(笑)
オトナの対応の娘が仲裁に入ってくれたりして、結局母の意見が通りました。

「緩和的治療」です。



手術という1番大変な治療をしたのだから、これ以上はもう何もしなくていい、
そういう夫の気持ちもわかります。私も最初はそう思ったから。


でも、手術をしたことによって
ロイスは確実に元気を取り戻し、寿命も少し延びました。


だったら、ロイスの負担にならない程度の
副作用の少ない抗がん剤(ただし効き目も弱いですが)を使えば
さらにもう少し元気でいられる時間が延びるかもしれない。


でも、あくまでもQOLが最優先だから、副作用が強く出るようだったら
すぐにでも抗がん剤はストップする。



・・・そんなスタンスで選んだのが、先生が提案された中のひとつ、

「シクロホスファミド+プレドニゾロン(ステロイド)」


この2種類を使う治療です。

これは飲み薬のみなので、在宅治療が可能なのです。

ステロイドを使うのは血栓症を起こしやすいロイスには
ちょっと怖いですが、そこは先生にお任せしてチェックしていただいて。


たとえ気休め程度の治療だとしても、希望は失いたくないのです。




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長い説明をしてくださった最後に、
先生がおっしゃっていた言葉をご紹介しますね。



QOLの「L」は・・・個人的には「Laugh」だと思っています。
みんながいかに笑顔でいられるか。それが大切だと思います。




全くそのとおりだと思います。


そりゃあ、最後は泣いちゃうでしょうけれど。号泣でしょうけれど。


1日でも1分でも長く、みんなが笑っていられるように。


治療をスタートしたところです。




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by kuro_emon | 2016-04-01 23:59 | 病院・病気 | Comments(0)

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