手術までのてん末




今日、3月12日のロイスです。面会に行ってきました。



d0013149_23324448.jpg



看護師さんに抱きかかえられ、大喜びでやってきたロイスでしたが、
帰れないとわかると、たちまち意気消沈・・・・・

いや、術後で痛いのか?開腹手術だったものね。



でも、目力はバッチリあって安心しました。



d0013149_23325660.jpg



今日までの術後の状態は安定しています。


でも先生は、「これからが勝負」と何度もおっしゃいました。

ロイスの場合、それだけ術後のリスクを抱えているのです。


それでも、きっと元気になって帰ってきてくれると信じています。






さて、昨日の手術までのてん末をお話いたします。

とっっっっても長いので、興味のないかたはスルーで~。d(^-^;)ネ!




*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.:*・




昨日の朝は、久しぶりに元気が良かったロイス。朝から雨だったのに・・・

やっぱり雨は関係ないのかな?
などと思っていた矢先にかかってきた、Dr.Sからの電話。


血栓症判定のために検査した、DダイマーとATⅢの結果が出たとのこと。


ATⅢは問題なかったが、Dダイマーの数値が高く、
Dダイマーは血栓だけではなく腫瘍などでも数値が高くなるのだけれど、
ロイスの病歴から考えると、血栓だと考えるのが妥当、
念のためレントゲンとエコー検査をしたい、という旨。


「今日・・・ですか?」 「できれば、今日で」


ということで急いで連れて行った病院で、最初にしたエコー検査。


小腸の部分に、2~3cm大のかたまりのような影が。



「これは・・・前回は、こんなものなかったのに」 
と慌てる先生。


前回のエコーは、ええと、とカルテをめくると・・・・元旦だ。
ということは、2カ月ちょっとでこんなに大きくなったことになる。


これほど急速に大きくなるものは悪性のもの、
つまり癌の可能性が高い、ということらしい。



d0013149_01565599.jpg




早速、ニードルバイオプシーで良性か悪性かを判断。


染色が終わるまで20~30分かかるけれど、どうします? と聞かれ、
待ってます、と答えたものの、ロイスを長時間待たせるのはストレスかな、
と思い直して、「ロイスは帰宅させてもいいですか?」と許可をもらい、帰宅。

すぐさまとんぼ返りで母だけ病院に戻り、顕微鏡での検査。


・・・腫瘍細胞がある。



悪性腫瘍にももちろんいろいろあり、ロイスの腫瘍細胞はリンパ腫や肥満細胞腫のような
特徴的な細胞ではないものの、リンパ腫の中にも曖昧なものはあるので
はっきりと今の段階では診断できない、しないほうがいい、とのこと。

とにかく早く切除して、病理に出して診断してもらうのが最善だと思う、と先生。

もう、このへんで母の腹は決まっていた。手術してもらおう。



ただ、ロイスの場合、いろいろと他の子にはないリスクもある。


まず低アルブミンだと、縫合不全が起こりやすいということ。
つまり、腫瘍を切除して新たに腸を繋ぎ合わせた部分がくっ付かず、取れてしまうのだ。

一般的に、アルブミンが2.5以下だと危険だと言われているらしい。
ロイスは、2.1とか2.3・・・・・
でも先生の経験上は、2.0あればなんとか大丈夫だと思う、と。


それから、膵炎をやったことのある子は、術後に再発しやすいということ。


他にも、アルブミンが急激に低下した場合は、アルブミン製剤を使ったり、
もっとひどければ輸血も考えなければいけないこと、
ロイスは入院が極度のストレスになるので、他の病気を併発する可能性があるかも、
などなど・・・


入院日数は、5日から1週間程度。

「わかりました。手術をお願いします」と言ってきた。

先生を信じている。



d0013149_02041917.jpg





すぐに、手術の日程を相談する。

もちろん早いほうがいいのだが、今日明日にしなければ危ない、
というものでもないらしい。せいぜい1週間以内。

だいぶ手術の予定が立て込んでいるようで、なんとか明日12日ということで
予約を入れて帰宅した。この時、すでに正午は回っていた。




母が帰宅すると、大喜びで歓迎するロイス。
ひととおり歓迎が終わると、パスタを茹でる娘に張り付いておねだりしている。

こんなに元気で食欲もあるのに・・・・・


よーし、明日は手術だから、絶食前に美味しいもの食べておこうね!
と言ったところで、また電話。先生からだ。


「今、院長と相談したんですが、やはり明日より今日のほうが
ゆっくり手術ができそうで・・・今からいかがですか?」
と。


もう、どうにでもなれー。
いや、早いほうがあれこれ悪いほうに考える時間が少なくていいかも。

「わかりました、今からすぐ連れて行きます」



パスタをもらいそこなって、きょとんとしているロイスを抱いて、また病院へ。

先生にロイスを渡すとき、ちょっと涙がこぼれそうになる。
でも、先生ならきっと助けてくださる。


予約診療が早く終わればすぐにでも手術を開始、
それが無理な場合は、午後の診療が終わったあとで手術。
どちらにしても、手術前にはお電話します、と先生。



d0013149_02042767.jpg




午後の時間、落ち着かない。

アイロンがけをしても、掃除をしても、ソフィーの散歩に行っても、
心ここにあらずの状態。



結局、手術は午後7時過ぎに始まった。


もう何も手に付かないから、ひたすら祈る。


癒着がなく、綺麗に取り切れますように。
癌の中でも性質の悪いものではありませんように。
術後の予後も良好でありますように。
とにかく、元気でもう1度帰ってきてくれますように・・・!



時計とにらめっこ。まだ手術が終わった、との電話が来ない。

開けてみて手がつけられないほど転移しているなら
時間は短いはずだから、まだいいってことかな。でも長すぎる。

電話が来ない、来ない、来ない・・・・・・



ようやく電話がかかってきたのは、夜10時過ぎ。

受話器に飛びつくと、いつもののんびりした穏やかな先生の声。


「遅くなってすみません。一応、手術は無事に終わりました。
手術そのものは1時間ほどで終わったんですが、
麻酔から覚めたロイスちゃんが興奮して診察室から出ようと暴れていたので、
そばについてずっと撫でていたんです、それで遅くなりました」



んもー。ロイスったら、目に浮かぶよ。ヘタレなんだから。
そして先生ったら、優しいんだから。(;▽:)


「それで、切除したものをご覧になりますか?
説明もしたいので、今からいらっしゃれます?」


私は行きたいですが、先生、こんなに遅い時間でご迷惑じゃないですか?と聞くと、
かまいませんよ、ホルマリンに漬ける前のほうがいいでしょう、と。


夜道を、また車を飛ばして行く。今日はこれで4度目の病院だー。



d0013149_02090614.jpg




切除した腫瘍は、想像より大きかった。

でも先生は予想どおりだったようで、早期に発見・切除できて良かった、と。


リンパ節に少し転移らしきものが見られたけれど、
これが腺癌ならば転移もそれほど恐れるものではない、
とにかく病理の結果待ち(早くて1週間)で、その後の治療方針を決めましょう、
まずは、術後の回復に専念することが先決です、と。


先生にとっては、手術は治療全体の1~2割程度、という認識らしい。
大切なのは術後の回復で、これが8~9割を占める、と。


「だから、これからです。これからが勝負です」


はい、はい、と頷きながらも、ほっとした気持ちは拭いきれない。

良かった。手術が無事終わって本当に良かった。



「いや、でもまさか今日、腫瘍が見つかって手術になるなんて思いませんでしたよねぇ」

と先生。ほんとに。青天のへきれきでしたよ。


だからエコーは大切なんです、エコーで見つからない腫瘍や血栓もありますけどね、
それと思い込みはだめですね、先入観で血栓だとばかり思っていると
見落としてしまう病気もある、しかしまさか腫瘍とは・・・・などなど、
いつにも増して饒舌な先生。(-m-)


今までの不調、食欲の無さや便の出の悪さも、多分この腫瘍が原因でしょう、
腸がだいぶ塞がっていましたから、お腹も痛かったはずです、と。

そうだったんだね、ロイス。よくがまんしてたね。



話も一段落して、ロイスに会っていきます?と聞かれたけれど、
せっかく落ち着いてケージに入ったところだから、いいです、明日面会に来ます、
と言って、何度もお礼を言いつつ帰宅した。すでに夜11時過ぎ。



d0013149_02111975.jpg




・・・こんな、怒涛の1日でした。

精神的にも肉体的にも疲労困ぱいしましたよ。


まだまだまだ気を緩めてはいけないけれど、ロイスも家族もがんばります。

思い出したら、どうかロイスのために祈ってくださると嬉しいです。<(_ _*)>




by kuro_emon | 2016-03-12 23:59 | 病院・病気 | Comments(0)

名前
URL
削除用パスワード

<< 回復中です。 突然の手術 >>